1994394 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

風光る 脳腫瘍闘病記

部屋探し

ステイを初めてから2週間、相変わらず、仕事は見つかっていない。お金は着実に減ってきている。

「やばいなぁ~・・1週間の間に新しく住む家も見つけないとダメだし、仕事も無いしなぁ~・・」と悶々とした日々を過ごしていた。

「ヨシッ!とりあえず家だ!住む所を探そう!」私はゴールドコーストの、とあるジャパレスの横にあるデッカイ掲示板へと足を運んだ。

そこには「シェアメイト募集!」「自転車、売ります!」「ラウンドするのであいのり希望の人!」などど、壁一面に所狭しとベタベタ紙が貼られている。情報満載の掲示板である。

私はシェアメイト募集の紙を手当たり次第に見ていた。Rent1week 80ドル。

1週間、80かぁ・・ゴールドコーストでは家賃のほとんどは週払いになっている。「80より安いとこはどれだ・・」私はレントが一番安い所を探していた。1ドルも無駄使いは出来ない。仕事をしてないからだ。

探し初めて、20分、一枚の紙が目に入った。「1week 50ドル」
「おっ、コレいいじゃん、ん?ちょっと待って、何か書いてある。

「リビングでよろしければ」日本語で書いてある。相手は日本人だ。

「リビングかぁ・・それでこの値段ね・・。プライバシーないナ・・」

私は迷った。プライバシーをとるか捨てるか・・。50ドル、魅力的な数字だ。これ以上安い所は無い。

「決めた!ココにする!」紙を引っぺがしすぐに電話した。
「シェアメイトの募集を見たんですけど、まだ部屋空いてますか?」

「うん、空いてるけど、リビングだけどそれでもいい?」

「大丈夫です。ヨロシクお願いします」商談成立!家に帰ってさっそくミッシェルに報告した。

「引越し先決まったよ」
「ホント?よかったわね。で、どこ?」
「シェブロン」
「シェブロン!?ホントに?」何故かミッシェルは驚いていた。




© Rakuten Group, Inc.